YNU Skin & Scuba Diving Club


2006慶良間オプション by田村

九月某日、今日は同期高山尚之の誕生日である。
ここは、沖縄の慶良間(ケラマ)諸島渡嘉敷(トカシキ)島海底。
このスキューバオプションに参加した五人は今ボ ートから潜降したところだ。
アンカーロープ先端で全員で集合し、ガイドさんが記念写真をパシャ。
よくレストランや居酒屋でバースデーケーキをこっそり用意することがあるが、今回は運よく海中で同期の誕生日を祝うことができた。
本人も嬉しそうである。

このオプションには同期三年生三人と、二年生二人が参加している。
SDC最大のイベントである夏合宿を終え引退をひかえたところで共にやってきた同期と都合の合った後輩で気楽に潜ろうと普段部活でやらないファンダイブ(ガイドさんにお世話になりながらウォッチングする一般的なダイビングスタイル)のパックツアーを旅行会社に手配した。
幹事の自分自身たいした事はしていない、乗っかる気満々だ。
SDCでは公式行事以外でも、せっかく身につけたダイビングスキルを活かすべく行きたいメンバーを募ってオプションを誰かが企画し、自由気ままに潜りに行く。
今回のように沖縄に行くことが多いが、経験を積むと海外などに行ったりもする

しかしいつもの事だが、水中というのは格別なリラクセーションスペースである。
遠い人類の祖先は海に住んでいた。
これは日常では単なる学説だが、水中にいると体で納得してしまう。
ゆっくりとした時間の流れ、ゆりかごの様な水の浮力、水面から射す陽光がとても心地よい。
ダイビングではさらに美しい岩礁やさんご礁の地形、そこに暮らす珍しい魚たちとその生活を垣間見れる。
今回は透明度にも恵まれた。空を飛んでさんご礁や熱帯魚を眺めているような錯覚を起こしてしまう。
結局その日は三本 潜ったがどれも個性的なポイントで楽しむことができた。
さすがはプロのガイド、学ばなければ・・・。

ダイビング後は、プールなどもそうだが結構ぐったりくるものである。
ホテルに戻った後、眠気を我慢して夜の那覇の町を歩き、沖縄料理屋に入る。
ラフテー、チャンプル、ソーキそば、海ぶどう、そして泡盛!
すでに他のオプションで沖縄には一年の頃から何度か来ているので、懐かしさすら感じてしまう味だ。
決して酒に強くない自分だが、仲間たちのぶっちゃけトーク、これからのSDCの話、くだらないばか話が尽きない。
ホテルに帰っても酒を持ち込み二回戦をやりつつ寝る。

二泊三日の日程で4万の旅費だったが、終わってみるとやはり期待どおり楽しかった。
また来るぞ、沖縄!


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